旬の初モノ、収穫したての新鮮なリンゴ。

りんごの訪れを告げる使者。
秋の足音が遠く聞こえる晩夏にやってくる、中早生のりんご、つがる。
生まれは青森です。

人気の高いゴールデンデリシャスと紅玉の交配品種で、同じ組み合わせで有名になった兄弟に、アメリカ交配の「ジョナゴールド」があります。
ジョナゴールドはどちらかといえば紅玉の味わいを強く受け継いでいますが、つがるはゴールデンデリシャスの甘みを引き継いでいます。

食味はやや固め、シャッキリした食感で、汁気のしっかりしたりんごです。
香りはやや弱めですが、紅玉の酸味もしっかりとあり、りんごらしいりんごといえます。
人気は非常に高く、実は日本ナンバーワンのふじに継ぐ日本第二位の生産量です。

りんごは昔から「医者要らず」というくらい、栄養価の豊富なフルーツ。

クエン酸やリンゴ酸といった有機酸を豊富に含み、殺菌作用もあるため、夏に疲れた胃腸を優しく癒してくれます。
また、乳酸を減らしてくれる作用があるために疲労回復にも効果的。

－－－－－【ご注意】－－－－－

さんつがるの「サン」は、無袋栽培のリンゴを意味します。
袋がけをしないため、ややキズが増えたり、色むらがあったりしますが、美味しさの証拠です。

つがるりんごは、表面がややベトベトしたものがあります。
産地では「油上がり」と言いますが、りんごが身を虫などから守るために出す、自然由来のワックスです。
主成分はウルソール酸、オレイン酸やリノール酸。美味しさの証でもあります。
つがるは、このワックスが強い品種ですが、品質にはまったく影響ございません。(ない品種もあります。王林、シナノゴールドなどはワックスがでません)

なお、国産のリンゴは、現在「人工的ワックス」を使用するケースはほぼありません。(海外産のリンゴでは、出荷時、人工的ワックスを使う工程が存在します)