とにかく甘い!
雪が育む絶品じゃがいも
1年のおよそ半分が雪に覆われる、
青森県八甲田山南麓に位置する
沖揚平(おきあげだいら)で育てたじゃがいもを
雪国で昔から伝わる、
天然の冷蔵庫「雪室(ゆきむろ)」で
貯蔵しお届けします!
例年、積雪は4mにもおよぶ厳寒の地です。
長く雪に覆われるため、
営農期間にして半年にも満たない地域です。
畑が雪に埋もれてしまう冬の可能性を
様々に模索する中、
生産者の山田さんが出会ったのが
雪室じゃがいも。
村の仲間が自家用に雪に埋めていたじゃがいもを
ごちそうしてくれた時に、
そのあまりのおいしさに感動!
じゃがいもが驚くほど甘くなっていたのです!
どうしてこんなに甘くなるのかを調べたところ、
じゃがいもは氷温近くで貯蔵をする事で
”凍るまい”とデンプンを糖に変え、
細胞内の溶液濃度を高める事が分かりました。
通常5度前後の糖度を雪が10度を超えるまでに
高めてくれるのです。
「これだ!」と
山田さんと雪室じゃがいもの運命の出会いでした。
雪室じゃがいもの取り組みは最初、
失敗の連続でした。
湿害に見舞われ芋を腐らせたり、
雪に埋める前倉庫で保管中の芋を凍らせてしまい
全滅させてしまった事もありました。
そうした失敗に対しひとつひとつ対策を講じ、
改善を積み重ね、
ようやく生産を安定させる事ができるようになって
きたのです。
今年も12月の下旬からじゃがいもを
雪室に入れていき。
静穏な部屋の中、
徐々に芋はその味わいを深化させます。
熟成の時を経て皆様にお届けいたします。
野菜の健全な生育には健康な土が欠かせません。
その為に私たちは緑肥を中心とした有機物の投入を
積極的に行います。
有機物は微生物のエサとなり、
その分解過程で生成される腐植が、
透水性、保水性、保肥力に優れた土を育てます。
収穫という形で途切れてしまう循環を補う為、
有機質肥料やミネラル肥料の投入も
土壌分析に基づき過不足の無いように行います。
4月~5月
種芋を植え付け
6月~9月
発芽が始まると
葉を広げ、
太陽の光を浴びて
育ちます
10月
いよいよ収穫!
ひとつひとつ
拾い集め、
風で乾かした後、
袋に入れて雪室に
入るのを待ちます
12月
骨組みを
板とシートで覆い、
雪を被せたら
雪室が完成!
2月
熟成された
じゃがいもを
雪室から出します